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在りし日の日常 ※再録
「がい!」

 最近になって漸く歩くことを覚えたその子供は、ガイの姿を見つけるなり嬉しそうに顔を綻ばせ、とことこと危うげな足取りで駆け寄ってきた。
 駆け寄る、とは言うものの、よろめきながら近づくそれは歩く速度にも及ばない。

「がいー」

 舌足らずな言葉を操り胸元に飛び込んできた子供は、けれど小さな子供と呼ぶには少々大きい。
 まだ幼児のように頼りない歩き方と、舌がようやく回るようになってきたばかりのような言葉遣いは、その見た目の年齢には少々不釣合いなものだった。

「ルーク様、どうしたんですか?」

 廊下の向こうから誰も付き人を連れずに現れた子供に、ガイは目を丸くする。部屋の前には白光騎士団の者が居たはずであるし、この長い通路をメイドにも会わずやって来るのは余程運が良いのか、悪いのか。

(・・・俺としては運が悪い)

 こんな場所までルークを連れ出したとなれば、ガイも只では済まされない。自分が連れ出したのではないと説明しても、そんな言い訳は通用しないと判りきっていた。
(見つからないように、部屋に連れ戻すか)
 ちらりと確認した周囲には、人影は見当たらない。ルークが此処まで誰にも会わなかったというのなら、ここから部屋の前まで、今は誰も居ないのだろう。

「ルーク様、お部屋に戻りましょう」

 恭しく礼をしながら手を子供へと差し伸べる。
 明らかに年上であるガイがそうするのは、普通ならば違和感のある光景であっただろう。けれど、目の前にいる子供はこの屋敷の主であるファブレ公爵の一人息子だ。
 10歳のルークが、赤子同然の状態で発見された時には屋敷全体が騒然となった。その日のことを思い出して、ガイはそっと顔を顰める。
 誘拐されたショックだと医者は説明したという。本当に人がショックを受けるだけでこうも変わってしまうのだろうかと、ガイは疑問に思わずには居られなかったが、それでも事実として目の前に彼はこうしているのだ。
 演技であるはずも無く、事実、歩くことも話すことも出来なかった子供。
 彼の傍付きに任命されてから、ガイの一日はルークを中心に回るようになっていた。

「・・・」

「ルーク様?」

 ガイが呼びかけても何故かルークはむっと頬を膨らませたままで、真っ直ぐに見上げる瞳には抗議の意思を感じ取る。

「がいー」

 主語も述語もまだ繋がっていないような会話だったけれど。
 そこから彼の言わんとすることを読み取り、ガイは辺りに誰も人影が無いことを確認すると、小さく苦笑してわざとらしいくらいにゆっくり優雅な動作で頭を垂れた。

「これはこれは、失礼しました」

 そして望み通り、先ほどまでの固い口調は全て取り払う。

「ルーク」

 軽く両手を広げながら改めてその名前を口にすると、子供は嬉しそうに笑みを浮かべて。

「がいー!」

 変声期前のソプラノでもう一度ガイの名前を呼び、再びその胸に飛び込んだ。




 歩けるようになったからと言っても、公爵家の大切な一人息子が勝手に出歩いて良い筈も無い。彼の行動範囲は限られていて、僅か数歩行けば壁に突き当たってしまう狭い部屋が、今のルークを取り巻く世界だ。
 時々天気が良い日には、許可を得てガイと共に庭へ出ることもあるが、ルーク一人で部屋の扉を出ることはまだ許されていなかった。

「がい、がい。あれは何?」

 歩けるようになったのが最近のことならば、当然こうして自分の部屋以外の場所を移動するのもルークにとって珍しいことで。1日を小さな離れの部屋の中で過ごす子供にとっては、この屋敷の限られた内部とて大冒険の舞台に思えたことだろう。
 珍しげにあたりをきょろきょろしては、ガイに数々の疑問をぶつけてくる。そしてそのひとつひとつを聞いて、感心するように何度も首を縦に振った。
 その行動もまた、「教わったなら頷く」と教えられたことに基づいてのものであり、実際に彼が納得してそうしているわけではなかったのだけれど。

「あれは、窓だよ」

「まど?」

 光が差し込んでくる窓は、少しだけ開いた隙間から吹き込む風がカーテンを揺らして、心地よい午後の日差しを感じさせている。
 誘拐事件という物騒な出来事があり、ルーク自身が普通の生活の出来ない状態なので、彼の部屋は唯一ある窓にも1日中厚いカーテンが引かれていた。
 初めて開けた窓というものを見て珍しがる子供に微笑みながら、ガイはその手を引いて廊下の向かい側まで歩き、その外の景色が見上げられる距離で立ち止まる。

「わあ!」

 差し込んだ光は余りにも強く、子供は眩しかったのか、一瞬顔を背けて。
 けれど、その覗き見えた美しい空の色に、あっという間にその目は釘付けになってしまった。

「青空」

 指先を真っ直ぐにその天に向け、ガイは呼び名を目の前の無垢な子供に教えるように、ゆっくりと唇に乗せて刻む。
 覚えたての言葉はすぐにルークのお気に入りになったようで、何度も真似をして「あおぞら、あおぞら」と繰り返した。
 その様子をガイは優しく、見守るように眺める。
 けれど、その視界に赤く燃える髪の色が入ると、胸を突かれたようにそっと顔を背けた。
 王家の血筋の証でもある赤い色の髪。
 この国では高貴なものとして語られるその色だったけれど、それを目にするたびに、ルークがあの公爵の血を引いているのだと思い知らされる。
 その色が、ガイは苦手だった。

「あお、そら」

 傾げた肩にさらさらと流れていく透けた赤色が、まるで子供の首を流れていく血のようだ。
 このままガイが本懐を遂げた暁には、それは錯覚などではなく現実のものとなるのだろう。
 想像すれば悦びに震えるはずの胸は、けれど何故かそれを思うたびに冷たい痛みを覚えた。

「ほら、ルーク。そんなに手を伸ばしたって、空には届かないんだぞ?」

 ガイは暗く影を落とす自分の感情を誤魔化すように、とりわけ明るい声をつくると、両手を広げてまるで空を掴もうとつま先を立てるルークの肩へと手を下ろす。
 あまり長居をしては屋敷の人間に見つかってしまう。

「さあ、部屋に戻ろうな」

 きょとんと目を丸くしている彼の顔を覗き込んで、肩に手を置き促した。
 ルークの行動に気づけなかったのは、そんな思いから、自然と赤い色を視界に収めないように視野が狭くなっていたせいだろうか。

「・・・っ!」

 瞬間、焼け付くような痛みが走り、ガイはその痛みの出所もわからないままに自分の顔を抑え蹲った。
 視界は先ほどの子供が見せた赤よりも、いっそう鮮やかな赤に染まる。
 痛い。痛いというよりも、熱い。

「ぁぁぁああっ」

 けれど、ガイが悲鳴を上げるよりも早く、傍らで突然上がった悲鳴に混濁しかけていた意識は一気に現実へと引き戻された。
 一瞬のことに硬直していたらしいルークが、火がついたように泣き出したのだ。
 それはまるで、歯を食いしばって堪えたガイの代わりに彼が悲鳴をあげたかのようだった。
 きっと意味など判っていないのだろうけれど、ただならぬ雰囲気に恐怖が先立って泣き出してしまったのだろう。
 痛みに苛まれながらも、ガイは泣き出したルークを宥めなければと考えて手を伸ばす。
 ・・・が、伸ばしたその手が自分の血で真っ赤に染まっているのに気付くと、白くて上質な服を着た子供に触れるのを躊躇うように、指先は空中で静止した。

「どうしました、ルーク様!?」

 騒ぎを聞きつけたのか、バタバタと大きな足音が近づいてくる。
 混じる重い金属音は、ファブレ家を守る白光騎士団たちのものだ。その中に混じる軽い足音はメイドたちだろうか。

「・・・きゃあああ、ガイっ!」

 そして、一番近い部屋に控えていたメイドが真っ先にその場へと駆けつけると、血にまみれたガイの姿に気付いて、途端に甲高い悲鳴を上げた。

「ルーク様!」

 それと一歩も違わないタイミングで、鎧を纏った騎士がガイの傍からルークを取り上げていく。
 何処に潜んでいるか判らない危険から、大切な主を守るための行動だったのだろう。けれどルークはガイから引き離されたことに、ますます大きな声で喚き、暴れ出した。
 子供の力では振り切れない強さで肩を抑えられて、何度も絨毯を叩く踵の音が繰り返される。
 だが、騎士はルークを傷つけない要領を心得ながら、その行動をやんわりと制止した。

「がい、がい!」

「ルーク様は、こちらへ」

 泣き止まない子供の声が段々と遠ざかっていくのは、彼らがその場からルークを引き離そうとしているから。
 そして、同時に、ガイの意識がすうっと深くへ引き込まれていったからでもあった。




 綺麗だと、褒めてくれた青い瞳。
 その目がとても熱い。
 もしも瞼を開いたときに、気に入りの目が無くなってしまっていたら・・・どれだけ彼は悲しむだろうか。
 遠くからの悲鳴が、いつまでも耳鳴りのように続いている。
 きっとルークがまだ不安で泣いているのだ。
 起きて、大丈夫だと囁いて、安心させなければならない。
 この瞼を開けて――。

「・・・っ」

 無理やりに瞼を持ち上げようとしたガイは、引き連れるような痛みにビクリと身を竦ませた。

「無理をしてはなりません」

「ペール・・・?」

 何も見えない視界の中、聞きなれた声がすぐ傍からかけられて。硬くごつごつした手がガイの両肩を押さえ動きを制する。
 呼ぶと短く返事がかえり、確かにいまガイの体を支えているのが同室の庭師であるのが判った。

「包帯を巻いてありますから、どうぞ、そのままに」

 静かに手で触れてみれば、顔をぐるりとまわるように包帯が厚く巻かれる。そして下から伝わる硬い質感は、そこが自分のベッドである事を物語っていた。

「運が良いことに、奥様のところへ腕の良い治癒士が来ておりまして、貴方の怪我もその方に診て頂けたんです」

 尋ねなくても、ガイが思い浮かべた疑問にペールは丁寧に回答をくれる。それを聞きながら、触れた包帯の下がそれほど痛まないことに、なるほどと納得した。
 言われてみれば確かに、怪我をした時に感じた痛みはもっと酷いものだった。けれど今は、熱を持ったように鈍く痛むだけになっている。

(そうか・・・ルークに)

 子供の無邪気さで目をつぶされそうになったことにゾッとしながら、ガイは自分の幸運に感謝した。
 治癒士が居なければ、果たしてこの目はどうなっていたことか。
 空と同じ色をしたガイの目が、ルークには同じく美しい宝物のように見えたのかも知れない。
 気がついた時には、伸ばされた小さな指先が左目を引っかいていて。反射的に顔をそらすことが出来たのは、ガイが類稀なる運動神経を持っていたお陰だった。

「・・・ルーク様は?」

 外へと耳を澄ますと、屋敷の中はまだずいぶん騒がしい。
 ガイはそれが、自分の起こした事態に驚き泣き止まないルークに、メイドたちが手を焼いているせいだと思っていた。
 そしてそれを確かめるため、ペールに尋ねたのだが。

「ルーク様が、あの後ご自身の目をお怪我なさいまして」

「なんだって・・・!?」

 予想に反して、ペールから伝えられた事実は衝撃的な内容だった。

「ただいま治癒士がお部屋に呼ばれております」

 何かの冗談ではないのかと、耳を疑いたくなる。
 怪我をしたのはあくまでもガイであり、その加害者は故意でなかったとはいえ、ルークなのだ。
 ならばルークを傷つけたのは一体誰だというのだろうか。
 尋ねるように見上げれば、皺のよった眦は困ったように下げられる。出来ればガイに安静にして欲しいと、彼の表情は語っていた。
 けれど、引き下がる様子も無い主の真剣な顔を見て、溜息をつくと、ペールは詳細な顛末を聞かせてくれた。
 そしてその話を聞き終わると同時に、ガイは彼が予測した通りの勢いで部屋を飛び出していったのだった。




 天気の良い午後。
 雲も見えないほどの晴天。
 突き抜けるような青空に精一杯両手を広げて伸ばした腕は、つま先で背伸びをしても空に触れるには到底足りるはずも無いのに。
 それでも無邪気に笑いながら、ガイの瞳を指差して「同じ色」だと嬉しそうに言った子供。
 その笑顔が、彼の最後に見た光景だった。

「くそ・・・っ」

 がつんと廊下の角に腕をぶつけたようで、ジンと痺れるような痛みに舌打ちする。
 目には包帯が巻かれているため、暗闇の中を導もなく走っている状態なのだから、当然とも言えた。
 それでも迷うことなくルークの部屋へと向かえるのは、それほど毎日がそこへの往復に尽きているせいだ。
 最後にもう一度、据え付けの蜀台に足を引っ掛けて。ガイはたどり着いた部屋の扉を殴るように叩きあけた。
 音は思った以上に大きく響く。
 それが誰にも止められなかったのは、彼がルークの傍付きであり、同時に気難しい子供が彼以外の人間に全く懐かないためでもあった。
 ルークが泣き出せば、ガイが傍に行かないと泣きやむことは無かったし、誰からも触れられることを嫌がるのだ。
 治癒士が来ていると言っていたが、おそらく大分暴れられて治療にも苦労したことだろうと想像できる。

「ガイ」

 いきなり部屋へ飛び込んできた無礼を、本来ならば咎められるのだろう。
 声から察して、それはメイド長の女性だと判断しガイは身を硬くする。
 歩み寄られればとたんに震が走ったが、彼女はガイの体質のことも心得ていてそれ以上は近づいてこない。
 そして簡単にだが、ルークの状態を教えてくれた。

「瞼をちょっと引っかいただけで、治癒士の先生のお陰でもう痕も残ってないわ。貴方のほうがよっぽど重症よ」

 奥でルークが眠っているのだろうか。彼女の声はひそひそと低く抑えられていて、距離のあるガイの位置からでは辛うじて聞き取れるほどのものだ。
 そして奥へと進むガイと入れ替わり、一言「お願いね」と告げて退室していく。
 話を聞く限りでは大事も無かったようで、ガイはようやくホッと一息つくことが出来た。

「ルーク様」

 そっとベッドの脇まで歩み寄りながら、伺う様に声をかける。
 寝息が聞こえないので起きていることは判っていたから、遠慮なく近づいて傍のカウチに腰を下ろした。

「ルーク様?」

 見えない目で、探るように名前を呼ぶ。
 がむしゃらに走ってきたお陰で目に巻かれていた包帯はすっかり緩んでしまっていて。邪魔だと思い取り払えば、片目にはガーゼがあててあり、結局視界は半分だけの中止半端な状態となった。
 それでもようやく見えた子供の横顔にガイは微笑むと、ベッドの中で子供の体がもぞりと揺れる。

「自分で、目を傷つけたと聞きました」

 答えが返らないことは気にせずに話し続け、時々揺れるシーツのふくらみを見ながら、その赤い髪の下にチラチラと見え隠れする白い色に眉を寄せる。
 そして、ガイはルークが全くこちらを見ない理由に、ふと思い当たった。

「俺は大丈夫ですよ」

 その言葉にルークが振り返り、零れそうな目でガイを見る。
 片側は真っ白な包帯で覆われており、その綺麗なガラス玉のような目は、ひとつしか覗いていなかったけれど。

「がいの目、だいじょうぶ?」

 不安そうに揺れる目を見ながら、問われたそれに、ガイは口元に笑みを刻むとはっきりと頷く。
 すると白い包帯にポロリと零れた雫が染みをつくり、掠れたような呼吸が聞こえたかと思うと、半身を起き上がらせたルークは大粒の涙をぼろぼろと零しながら泣き出していた。
 もう泣きすぎて枯れてしまった声が、子供に不釣合いな白い包帯の色を含めて痛々しい。
 ガイの目が傷ついたせいで失明するかも知れないと誰かの言葉を聞き、直後ルークは自分の目に自ら指を突きたてようとしたのだという。

「大丈夫です」

「よかった・・・っ」

 幸い子供の指先はその薄い瞼の皮を掠めただけに留まったが、驚いた周囲の人間が咄嗟に止めなければ、たぶん今頃もっと大惨事になっていたことだろう。
 ルークはガイの目が無事だったということにホッとしているようだけれど、ガイは逆にルークがこうして無事でいることに酷く安心した。

「ルーク様」

「さまじゃ・・・ない、がい・・・」

 名前を呼ぶと、むずがるように首を振ってルークが訴える。
 今は部屋に2人だけなのに、まだ「様」とつけて呼ぶガイの態度に、ルークは怒られていると誤解したのかも知れない。それはただ単純に、呼び方を意識するほどの余裕がガイに無かっただけのことなのだけれど。
 ガイは落ち着けるようにそっと息を吐くと、ゆっくりと強張っていた口元の力を抜いて、微笑んだ。

「・・・怒ってないから、安心しろよ」

 怪我をしたこと。
 ガイの目が見えなくなってしまうかも知れないこと。
 ルークは怖かったのだろう。

「馬鹿だなぁ、お前の目は、お前のものでしかないんだぞ?」

 ガイの目が傷ついたことに悲しんで、その目が見えなくなってしまうかもという恐怖に混乱して。
 咄嗟に、代わりをあげようと考えた。
 すぐそこにあった、自分の目を、代わりにと。

「馬鹿だって・・・本当に」

「がい・・・、なまえ・・・」

 しゃくりあげながら、それでも細々と紡がれた言葉の中には確かな主張が添えられていて。
 ガイは包帯の巻かれたその下で、そっと目元を緩ませる。

「大丈夫だから」

 そう答えると、必死に伸ばされた小さな手を両手で優しく包み込んだ。
 抱き寄せるとすっぽりと収まってしまうほど、頼りない肩。まだ成長期を向かえる前の少年の身体は、ろくな運動もしていないせいか、発育が普通の子供よりも大分遅れていた。
 力を込めれば折れてしまいそうなルークの身体を抱きしめながら、ガイはそっと耳元であやすように甘い声を囁く。
 一定のリズムを保ってぽんぽんと背中を叩けば、船をこぎ始めた子供の瞼は重くゆっくりと閉じていった。
 さらりと流れる赤い髪に、指先を通してそっと梳く。それはもう、血の色には見えなかった。
 怪我をした時。
 血に濡れた自分の手を見て、自分がルークに触れるのを躊躇ったのは。
 たぶん、真っ白な彼の服を汚してしまうことを気にしたのでは無くて。

「・・・ルーク」

 この子供の綺麗な心を汚してしまうのが、とても怖かったのだ。


end.

***
コピー本「あの空に届くまで」収録
元は萌え茶で書きおろしたもので、収録時に加筆しました。
この後日譚として「いまここに在る非日常 」があります。

update 2012/06/15
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