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拍手再録-verデカオ
 今頃どうしてるだろうか。

「あいつらのことだから、きっと元気に馬鹿騒ぎして、毎日楽しくやってるんだろうなぁ」

「デカオも楽しい、元気か?」

「おう!当然っ、元気に決まってんだろ!」

 PETから漏れる淡い光が部屋を照らして、他に電気の無いこの場所ではそれが唯一の明かりだ。

「今度会ったときは熱斗のやつに再戦だぜーっ」

「ガッツマンも頑張る、まかせろデカオ」

 ぐぐっと拳を握りこんで空に誓う。
 満天の星の輝きがまるで祝福しているかのように、眩くて近い。そんな澄んだ夜だった。

「・・・はぁー。秋原町じゃ、こんな綺麗な空はみれねぇよな」

 情緒、という言葉から一番無縁と思われる自分がそんな発言をしたなんて知られれば「何があったんだよ、デカオ!?」とか「天変地異の前触れかしら」とか、色々失礼なことを言われたに違いない。
 けれどいまはそんなツッコミをしてくれる仲間たちも遠い空の下。
 ぽつりと異国の地で星空を見上げて・・・少しばかりセンチメンタルな気分に浸ったとしても、悪くは無いだろう。

「デカオ、帰りたくなったか?」

 そんなオペレータの感情の変化を敏感に感じ取ったガッツマンが、伺うようにPETからこちらをのぞきこんでくる。
 これもまた、らしくない行動。
 このどこまでも澄んだ空が、一夜の魔法でもかけた様に、今日は何故か懐かしい人たちを思い出す夜だった。

「そんなことあるかよ!俺様はここで修行を積んで強くなるんだ!」

 転がり込むようにMaHa一番へ弟子入りして、最初は駄目だしばかりだったカレー作りも最近ではさまになってきてる。ネットバトルの腕だって、あの頃に比べればかなりのものになった・・・はずだ。

「ものすごく強くなって、熱斗のヤツを倒して、そして・・・」

 打倒・光熱斗。
 口癖のように言ってきたそれは、もちろん秋原町一番のネットバトラーの座を奪うための手段で、目標でもあったけれど。

「そして・・・俺だって、みんなを守るんだ!」

 先頭を走る熱斗の背中を追い越して、その前に出て戦いたい。
 いつからか後姿ばかり見てきたその相手の、隣りに並びたい。

「見てろよ~熱斗!俺様の目覚しい変貌に目ん玉飛び出すくらい驚くぞ!」

「デカオ、頑張れ!」

 その思いは誰にも秘密だけど、はっきりとこの心の中に存在していて、それが前に進む動力源となる。
 熱斗ばかりに良い格好はさせて置かない。

「俺様の活躍はこれからだぜ」

 ピンチの時は絶対に、一番に駆けつけてみせる。
 それが仲間ってもんだろう?




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コメント▽
どの辺に需要があるか不明の、個人趣味に走り3人目はデカオ(笑)
これデカオが帰ってくるって知らない頃に書いたので、ホントに復活して驚きました。メンバーに復帰嬉しいですv

update 2009/04/10
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